2020/05/28
LINE公式アカウント|認証済アカウントと未認証アカウントの違いを徹底解説!
今やLINEの国内月間利用者数は8,400万人以上※、なんとこの数字は日本の人口の66%以上※(2020年3月末時点)に相当します。そのうち実に86%以上が毎日利用※しています。完全に日本人のインフラとして定着した感のあるLINEですが、そのサービスは多岐に渡ります。
中でも多くの企業や店舗が注目し運用をスタートしているのが【LINE公式アカウント】ではないでしょうか。そこで今回はLINE公式アカウントの種類である、“認証済アカウント”と“未認証アカウント”の違いを徹底紹介したいと思います。
LINE公式アカウントとは
まずはLINE公式アカウントとは何か、ご説明します。LINE公式アカウントとは、企業や店舗などが開設できるLINEアカウントです。国内では300万以上※(2019年1月時点)のアカウントが開設されていて、大企業から個人事業主まで業種やサービスを問わず幅広く利用されています。スマートフォンやパソコンで簡単に“無料”で作ることができます。運用方法はサービスや商品を紹介して自社サイトに誘導したり、商品購入を促したり、予約したりと様々です。
公式アカウントと友だちになったユーザーの半数近くがクーポン利用やキャンペーン応募などのアクションをしています。(2019年1月時点)
LINE公式アカウントにはチャット機能もあり普通のLINEのようにコミュニケーションが取れるため、お客様と企業や店舗との距離がグッと縮まり密な関係を築くこともできちゃうのです。
そんなLINE公式アカウントですが、アカウントの種類は“認証済アカウント”と“未認証アカウント”の2種類があります。申し込み時に「認証済アカウントを開設する」と「未認証アカウントを開設する」から選ぶことができます。ちなみに認証済アカウントも未認証アカウントも無料でスタートすることができ、どちらも料金メニューに違いはありません。
【画像引用:https://www.linebiz.com/jp/entry/】
最初に未認証アカウントを作成した後に、そのアカウントを認証済アカウントとして申請し直すこともできます。では、認証済アカウントと未認証アカウントの違いについてみていきましょう。
認証済アカウントと未認証アカウントとの違い
≫違いその(1)バッジの色が違う
まず、見た目が違います。下図をご覧ください。
はい。左が未認証アカウント、右が認証済アカウントです。ね、違うでしょう。え?よく分からない?そうですか…では下図をご覧ください。
はい。“ココ”が違います。そうです。バッジの色が違うんです。未認証は灰色、認証済は紺色になっております。…でも正直、見た目でパッとわかる違いではないですよね。(いや、もしかして違いが分かりづらいと思っているのは目の衰えを感じている私だけ…?)
≫違いその(2)友だち検索結果に表示される
通常、友だち追加してもらうためにはQRコードを読み込んでもらったり、アカウントのID検索をしてもらう必要があります。ですが、認証済アカウントになると店舗名やブランド名を入れれば検索結果に表示されるようになります。それ以外にも漠然とした単語の検索結果にも表示されるようになります。例えば【ビール】などとユーザーが検索した場合、アカウント名に“ビール”が入っていれば検索結果に表示され、より露出が高くなります。
QRコードを読み込んだりID検索するのは少々手間ですよね。特にID検索は正しく入力しないといけないので手間です。この “ID”はLINE公式アカウントを作成した際、LINE側から「ベーシックID」として支給されます。これは、例えば【@obz7776d】こんな感じでランダムな英数字の羅列で発番されるため、企業名や店舗名とまったく関係がないので検索しづらいのです。
しか~し!年間1,200円(税別)※を支払うと希望の文字列のIDを取得することができます。これを【プレミアムID】といいます。@+指定文字列で@を除き18字以内で設定できます。半角英数字と、「.」「_」「ー」の記号のみが使えます。例えば【@fg_line】という感じですね。これは認証済アカウントも未認証アカウントも取得できます。未認証アカウントは検索結果に出てこないので年間1,200円(税別)を払って分かりやすいIDを取得すると、よりお友だち追加されやすくなると思います。
ちなみに…【プレミアムID】とはまた別に、【プレミアムアカウント】というものがあります。これはLINEが設定した一定の基準を満たした認証済アカウントを【プレミアムアカウント】と認定するものです。“一定の基準”というものがどんなものかについては公開されていません。プレミアムアカウントになるとバッジが緑色になります。
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【飲食店様必見】LINE友だちを増やしてお店のリピート率を上げよう!
こんな感じです。みどりだとわかりやすい!一目瞭然プレミアム!
※iOSアプリからの購入の場合、価格・取引条件が異なります。
≫違いその(3)LINE公式アカウントの存在を知らせるグッズがダウンロードできる
LINE公式アカウントをせっかく作っても“お友だち”が少なければ、LINE公式アカウントを使って何らかの効果を上げるのは難しくなります。そこでまずは、“お友だちづくり”に注力する必要があります。(新学期を迎える学生と一緒ですね♡)
そのために重要なのはまずLINE公式アカウントを持っている、ということを認知してもらうことです。存在をアピールするのです!
そこで有効なのは、店舗でしたらポスターなどになるでしょう。認証済アカウントでは、LINEが制作してくれたポスターを無料でダウンロードできます。ダウンロードしたらプリントアウトしてお店に貼るだけ!これでLINE公式アカウントを持っているということをお客様にアピールできます。
【画像引用:LINE】
デザインは目的別に3種類の中から選ぶことができます。
さらに認証済アカウントだと、有料にはなりますが店頭に設置するのぼりやPOPなどのノベルティを注文することもできます。
≫違いその(4)LINEでお友だち獲得広告を実施することができる
LINE広告では認証済アカウントでも未認証アカウントでも広告を出稿することができます。ですが、認証済アカウントでないと出稿できない広告メニューがあるんです!それが、“お友だち獲得広告”です。たくさんのユーザーが利用しているLINE NEWSやLINEアプリのタイムラインに、友だち登録を促す広告を配信することができるのです。友だちを獲得する接点を大幅に増やすことが可能になります。
【画像引用:LINE】
ちなみに、プレミアムアカウントと認証済アカウントで広告メニューに差はありません。
≫違いその(5)支払い方法を選択できる
無料プランから有料プランを利用することになった際に、支払い方法を設定する必要が出てきます。その時に未認証アカウントだとクレジットカード払いしか選択肢がありません。ですが認証済アカウントだと決済サービス「Paid」での請求書決済が利用できるようになります。企業や大型店舗などで運用するなら請求書決済がスムーズですね。
≫違いその(6)運用をクローズドな状態で行いたいなら未認証アカウント
今までみてきたように公式アカウントを通じて、企業や店舗の集客や売上に効果を出したいなら、だんぜん認証済アカウントがおススメです。他方で未認証アカウントを運用したほうがいいケースもあります。
それは、会員制クラブやファンクラブなど、閉鎖された状態の交流を楽しみたい場合です。
“知る人ぞ知る隠れ家レストラン”や“一見さんお断り”のお店の情報が誰にでも閲覧できるようになったら困りますよね。ファンクラブも会費を払って入会しているのに、一般の人も情報を得られるようになってしまっては価値がなくなってしまいます。こういった場合には未認証アカウントとして運用するのがいいでしょう。
認証済アカウント審査に落ちたらガイドラインを見直し再申請
認証済アカウントの開設を望んだものの、審査に落ちてしまった場合はLINEの規約・ガイドラインに抵触している可能性があります。LINE側からなぜ審査に通らなかったのか、という理由は開示されないので、自分で規約・ガイドラインを見直しましょう。審査時の電話やメールへの対応が影響している場合もあるようです。申請時に入力した項目に不備がないか、なども確認して再度申請しましょう!
認証済アカウントも未認証アカウントも、それぞれにメリットがあります。公式アカウント運用の目的をしっかり確認し開設するもよし、無料で手軽に開設できて未認証アカウントから認証済アカウントに変更することもできるので、気軽に開設するのもよいでしょう。
最後に…
弊社ではLINE公式アカウントの開設から運用までをサポートしております。「開設方法がよく分からなくて不安」「開設しても運用する時間も人手も足りない!」という企業様や店舗様はぜひご相談ください。
さらにLINE ミニアプリサービスも大手企業様からご好評をいただいております。「モバイルオーダー」「予約」「EC」など、機能ごとにパッケージされたアプリサービスから、お客様のご要望に応じて機能を開発するオーダーメイドサービスまで幅広く対応しております。こちらもぜひお気軽にお問合せください。
コロナ禍に負けず、LINE公式アカウントを活用して集客・販売アップを目指しましょう!
※参照元:LINE for Business