2020/02/14
【AMP対応】オウンドメディア・ブログ向けWordPress無料テーマ3選【2020年】

こんにちは、フロントエンドエンジニアのymdです。
フォーグローブでは、有益な情報をみなさんへ届けたいと、現在、ブログの更新に力を入れています。
日々、記事が増えていく中で「読みやすいオウンドメディア」について考えるようになり、様々な情報を集めています。
そんな中から今回、「オウンドメディアに適したWordPressテーマ」を集めてみました。
「Webメディア向けのWordPressテーマを探している」、「気になっているテーマがあるけど使った感じは?」という方がいればぜひ参考にしてみてください。
<選定のルール>
①AMP対応
②無料
③国産
「オウンドメディア」って? トリプルメディアを知ろう
オウンドメディア
自社が所有するWebサイトやSNSアカウント、パンフレットなど消費者に向けて発信する媒体のすべて。一般的にはWebサイト、ブログを指す。
(このブログもオウンドメディアにあたります)
アーンドメディア
FacebookやTwitterなどの投稿、Amazonの商品レビューやホットペッパーグルメの店舗レビューなど。消費者発信の口コミ。企業側でコントロールするのは難しい。
ペイドメディア
Google広告、Yahoo!広告などのリスティング広告(検索広告)、Facebook広告やバナー広告など、企業が費用を払って掲載するメディア。
オウンドメディア運営は手間と時間がかかりますが、一時的なものではなく、記事が自社の資産として蓄えられます。
また、良質なコンテンツを発信し続けることで、ファンやリピーターが獲得できるので、企業のブランディング力を高めるにはとても有効な方法だと言えます。
「AMP対応」のテーマを選ぼう
オウンドメディアでは、記事がメインコンテンツになるため、通常のWebページより長くなりがちです。
読み込みスピードが遅いと、Googleの評価に影響するため検索順位が下がるだけではなく、読み込み中に離脱してしまうユーザーも少なくありません。
AMP(Accelerated Mobile Pages)はGoogleが中心となって立ち上げたオープンソースプロジェクトで、モバイルページの高速表示を目的としています。
仕様に沿った構築をすることで、あらかじめGoogleのクローラーにキャッシュさせておき、検索結果にはAMPページのURLを返します。
通常はサイトのサーバーにアクセスしますが、AMPページはキャッシュされたコンテンツを呼び出すため取得時間が短く、そのため速く表示させることが可能なのです。
WordPressにはAMP対応のプラグインも存在しますが、個別で対応が必要な箇所が出てくるかと思います。
これからオウンドメディアを始めるならAMP対応のテーマを活用しましょう!
参考:Google モバイル検索が Accelerated Mobile Pages に対応しました
参考:AMP(アンプ・Accelerated Mobile Pages)とは?アンプ化によるSEO効果
参考:AMP仕様の要点まとめ
Cocoon(コクーン)
SmartNewsのフィードに対応したテーマ。
サポートが充実しており、安心して使うことが可能です。
登録申請をして審査に通れば、自分が書いた記事がSmartNewsアプリに掲載される可能性も・・・!?
<POINT>
①アップデートの頻度が高い
②直感的に操作がしやすいUI
③利用マニュアルやサポートフォーラムが充実
公式サイト:Cocoon | WordPress無料テーマ
開発者:わいひらさん(寝ログ)
推奨環境 | PHP | 7以上 |
WP | 記載なし | |
AMP | 対応 | |
PWA | 対応 | |
子テーマ | 配布あり | |
サポート | サポートフォーラムあり |
設定画面
投稿画面と記事サンプル
スタイル見本:記事装飾用の拡張スタイル
装飾はカラーバリエーションを含め、多数用意されているので、複数人で管理していても自分のカラーが出しやすいと思います。
LION MEDIA(ライオンメディア)
一般的なテーマに近い使用感で、すぐにオウンドメディアを始めたい方や、慣れ親しんだWordPressをそのまま活かしたい方にオススメのテーマです。
<POINT>
①WordPressのテーマカスタマイザーから各種設定が可能
②投稿画面が標準のものに近い
公式サイト:AMP対応・SEO最適化・レスポンシブ・高機能の無料WordPressテーマ│LION MEDIA[ライオン メディア] – デモサイト
開発元:FIT-Web Create
推奨環境 | PHP | 記載なし |
WP | 4.4以上 | |
AMP | 対応 | |
PWA | 記載なし | |
子テーマ | 配布あり | |
サポート | 有償 |
設定画面
投稿画面と記事サンプル
スタイル見本:LION MEDIAテーマのスタイルガイド
ブログカードや吹き出しはないのでプラグインで対応する必要がありそうです(ブログカードはWordPress標準のスタイルが適用されます)
記事内の装飾は少なめですが、Web制作会社が手がけているだけあって、一覧ページはカスタマイズをしなくても美しく整えられています。
Luxeritas(ルクセリタス)
機能性、カスタマイズ性が非常に優れたテーマ。
設定画面も説明がついているのでわかりやすく、全体的に細やかな作りをしています。
<POINT>
①今回ご紹介したWordPressテーマの中でもっとも多機能
②ある程度のWebの知識がある方向け
③一部機能が、新エディタのGutenberg(グーテンベルク)でしか使えない
(新エディタに慣れていないと使いづらいかも)
公式サイト:Luxeritas Theme | SEO最適化、レスポンシブ、高カスタマイズ性、とにかく速い、無料の WordPressテーマ
開発者:るなさん
推奨環境 | PHP | 5.6以上 |
WP | 4.4以上 | |
AMP | 対応 | |
PWA | 対応 | |
子テーマ | 配布あり | |
サポート | コメント欄で質問可 | |
備考 | All in One SEO Pack・Yoast SEO非推奨 |
設定画面
投稿画面と記事サンプル
スタイル見本:Luxeritas の設定 > ブロックエディタ
紹介文ブロック、スクロールブロックなど実装しようとすると、ひと手間かかるような機能が多数用意されています。
スクロールブロックは横長のテーブルにも対応しているので使い勝手がよさそうです。
まとめ
個人的には目新しさのある「Luxeritas」のブロックエディタに心が惹かれました。記事を書くのが楽しみになりそうですね!
「社内ブログを改修したい」「オウンドメディアを始めてみたい」と検討中の企業があれば、WordPress経験も豊富な弊社へ、お気軽にご相談ください。