2021/01/07
新年!自分をデザインしよう!!デザイナーが考えるセルフブランディング術
クリエイティブディレクターのサカヨリです。
新しい年が始まりました。昨年は大変な生活が続きましたが、明るく楽しい日々が戻ってくることを願って止みません。
さて、新しい年の初めといえば「今年の抱負」を立てたりするものですがみなさんはどんな自分を目指しますか?
もっと仕事ができるように…新しい出会いが欲しい…新たなチャレンジを…好感度を上げたい!
より素敵な自分へとアップデートしたいですよね!
なりたい自分をイメージしよう
抱負と言うのは「こうなりたい」と言う理想やイメージがあるから出てくるわけですよね。
裏を返せば改善点がありそう、と気づいているわけです。改善点というのは弱みに目が行きがちですが、強みをのばすのも改善です。今回は「必要とされる」「好感度を上げる」「モテる」ということをテーマに考えていきたいと思います。
まずは、悲観的でも楽観的でもなく、今の自分が持っているものを正確に把握してみましょう。
・現状の全体的な印象
・今の自分に満足しているところ/していないところ
・身近な人の見習いたいところ
・これから自分がなりたい理想像
ここで難しいのは客観性です。自分が自分を一番知っている、と思うかもしれませんが「必要とされる」「好感度を上げる」「モテる」ためには「外からどう見えるか」が重要です。せっかく自分に信念があったりいいところがあっても黙っていては気づいてももらえないし、自己中心的で都合の良い解釈で「勘違いくん」や「イタい人」になったら魅力どころか嫌われてしまうかも。なりたい自分が孤独な変わり者なら話は別ですが、多くの人から「必要とされる」には一般的な感覚や常識や社会性は大事ですよね。
でも、そこから少しはみ出して光るものがある、っていうのが「らしさ」に繋がって実はとっても魅力的だったりするのですが。
万人受けは目指さない
そもそも「なりたい自分」というのは「他者・社会・世界」あっての話です。
たった一人で誰とも関わるつもりがないならどう見られようと関係ないわけで「必要とされる」「好感度を上げる」「モテる」って考えるのは外との関わりがあるからですよね。
でもすべての人に「必要とされる」「好感度を上げる」「モテる」のは難しいですよね。
どんな人気者にもアンチはいますし万人受けするということは無難で際立った特徴が無いとも言えます。
であれば致命的な弱み以外はいったん置いておいて、強みを伸ばす方がいいと思うんです。
さらにその強みは相手によって見せ方・伝え方を変えたほうが魅力が増すんです。
仕事相手に自分を高く見せたいなら、身なりはきちんと、常識的に誠実に、知的で信頼できる人物に見せたほうがお得。
遊びや趣味が同じ人と仲良くなりたいならカジュアルな服装で楽しくリラックスした雰囲気の方が距離が縮まりそう。
新しい刺激が大好きな相手なら尖ったファッションや考え方でオンリーワンの存在になれるかも。
自分の強みを見つけて活かす、背伸びはしないけど素敵に見えるようにする、相手のことを想像して強みをうまくプレゼンする、それが「必要とされる」「好感度を上げる」「モテる」に繋がるのではと思うのです。
総合力を上げよう
知性や教養、技術や知識、経験やオリジナリティ、基礎知識と応用力、スピードと精度、ニュースやトレンドに敏感、などを提供できればビジネスに「必要とされる」はずですよね。
清潔感・身なり・ファッション、笑顔、声のトーン・大きさ・話し方、所作などで「好感度を上げる」ことができれば顔の造作や体型がどうであれ素敵に見えますよね。
男女関係なく「モテる」というのはこれらの総合得点が高いということなんじゃないかと思うんです。
「必要とされる」であろう、得意で伸ばせるところを大切にしながら弱いところを補完して「らしさ」を創る。
自分に合ったファッションや話し方で好きになってもらえるようトライ&エラーを重ねて「好感度を上げる」。
自分の強みを気に入ってくれて、また会いたい、人にも紹介したいとファンが増えることで「モテる」。
さて、ここまで人間の好感度の話として書いていたのですが、実はこの話、企業やサービス、商品やお店のブランディング、マーケティングの話でもあったのです。
情報を整理する、コンセプトを作る、ふさわしいデザインのトーンとマナーを見極める。形にして発信して、宣伝して、みんなが好きなものをリサーチしてファンを増やす。
すべて「必要とされる」「好感度を上げる」「モテる」ための方法論です。
好感度をデザインする
たとえば企業が自社Webサイトを作る時には、自分たちのサイトの第一印象、業界での立ち位置、変えなくていい部分、変えたい不満な部分、競合他社のいいところ・悪いところ、どうしたら見やすく使いやすくなるか… これから自社が向かいたいイメージを把握していなければ「なにをどうすべきか」が見えません。
自分たちの独りよがりな押し付けでユーザーの意見に耳をかさなければ、どんなにいい商品もサービスも好きになってはもらえません。また、無難さばかりを求めればどこにでもある個性のない見た目になり、本来持っている個性や独自性が伝わらずにもったいない結果になってしまいます。
たとえば、おもちゃの会社のサイトなのにモノトーンで四角四面に作ったら魅力は半減してしまいます。反対に先進的なサービスやテクノロジーを持っているのに古臭い垢抜けないサイトのままでは信用は得られません。
そういう意味ではお役所のサイトなどは良くも悪くも印象通りのところが多い気がします。難しい書類や手続き、淡々とした対応、素っ気ない無機質な庁舎…といったイメージを払拭して、老若男女にやさしい明るく開かれたわかりやすいデザインに変えたら、大きなイメージアップになって「必要とされる」「好感度を上げる」「モテる」役所に生まれ変われるかもしれません。
人もサイトも、個性を理解して「デザイン」することで魅力をアップデートできる気がしませんか?
まとめ
●なにかを変えようと思ったらまず分析
●強みを活かして身の丈ちょっと上を目指して素敵に見せる
●細かい総合力を上げると評価も上がる
●人もサイトもデザインで変わる
また長くなってしまいましたがこの記事がみなさんのお役に立てたら嬉しいです。
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