2017/01/06
凡才経理が立ち向かう、LINEスタンプがリジェクトされたよ!
好きな色はサムライ色。
こんにちは!
経営管理部のかちみです。
さて、今わたしの中でホットな話題が一つあります。
バシッ!
はい!LINEスタンプが見事にリジェクトをいただきました!!
ガビゴゴゴーーン。
■えっ、LINEスタンプがリジェクトってなんのこと?
普段LINEで使うスタンプが自作できるようになったのは、多くの方がご存知かと思います。
一般人でも気軽に制作・販売することができるため、膨大な数のスタンプがリリースされ、世界中で使われるようになりました。
しかして数多の人が自分の好きなものを作るとなると、中には意図せずとも不快感を与えるような物が出てきてしまうわけです。こりゃしゃーない。
そんなたくさんのリリース前スタンプを、LINEさんは超キビスィ~神の目でリリース可・不可の選定をしてくれています。
これが世に言う、スタンプの審査でございます(キリッ
審査は自作のLINEスタンプを出している人にとっては、まさに裁きの門!ジャッジメント!!
そして悲しくも訪れる、リジェクト(不合格)の通知・・・・・・。
そう、簡単に言いますとリジェクトとは審査落ちのことです。
一個一個丁寧に見てくれているので、この審査にはそれなりの期間を要します。
リジェクトされたものをリリースさせたい場合、突っ込み箇所を修正をしてから再申請をしなくてはなりません。
するとさらに審査期間がかかり・・・
クリスマスのスタンプ作ったのに年明けちゃったよ!
なんてこともあるわけですよ。トホホです。
■具体的にどんなの?
ではですね、具体的にどんなものがリジェクトの対象になるかと言いますと。
・そもそもフォーマットに合ってない
・単純なテキスト、線だけで構成されたもの
・商標権や著作権などの知的財産権を侵害するもの(いわゆるパクリ)
・誤字脱字があるもの
・公序良俗に反するもの
・宗教や文化、民族に対して攻撃的な表現のもの
・企業ロゴが入っているもの
などなど。ほんの一部です。
まぁ本当よくここまで・・・・・・と感心するほど細かく設定されています。
これらを一つ一つ見てるんだから、そりゃ時間もかかるよね。
なので、今からスタンプを作ってみよう!と思われている方は是が非でもというか必ず!!
審査ガイドラインを隅から隅まで読んでください。
読んでみよう→【LINEスタンプ 審査ガイドライン】
知り合いがLINEで審査の仕事しているというわけじゃないので想像の範囲ですが、このレベルの検品するのって、んまぁぁぁ~大変だと思うんですよ。
制作者が意識するだけで、彼らが悩む時間が減ると思うんですよね。
そしたら自然と審査期間も短くなるような気がします!
■では実際にリジェクトされたスタンプをご覧ください
かちみは今まで10個ほどスタンプを制作しましたが、残念ながらリジェクトされたものもあります。
何個か実例で紹介いたします。
ちなみに今回紹介しているイラストはぜんぶGIMPで制作しています。
GIMPが気になった方は前回の記事をご覧ください(・ω・)
→ 【凡才経理が実際に使ってみて思った、本気で使いやすいフリーグラフィックソフト。】
だから、フォーマット合ってないっつの
上記であげたもののうち、まーーーー1番多いだろうなと思うものが1つ目の
『LINEが定めるフォーマットに合致しないもの』です。
・背景の透過不備
・イラストの色塗りを一部忘れている
・画像にゴミが残ってる
etc・・・・・・
何回も見直してはいるんですが、うっかりしてしまうのが人の常。
例えば ↓ のようなもの。
※見やすくするため背景をグレー塗りにしてあります
上記はわざと作りましたが、これらが完璧にクリアできるようになったらリジェクト回数は相当減ると思います。
申請ボタンを押す前に、冷静な目で見直す時間を持ちましょう。
青少年のなにがし
ではNG画像を載せます。
これは分かりやすいかも知れませんが、スロット機がNGです。
・リジェクト理由
ガイドライン3-19『青少年の健全な育成を妨げるおそれのあるもの(例:パチンコ、競馬など)』
ちゃんとガイドラインにも書いてあります。
わたしはカジノとかの賭博イメージではなくて、ゲームセンターで「ガッチャン」てやるような遊具的スロットを想像していたのですが、これは受け取る側が正しい見方だと思うのであっさり諦めました。
・・・でも麻雀牌はOKだったんだよね・・・競技麻雀やってる人が審査してくれたのかな。
他にも飲酒、ドラッグ、未成年喫煙を彷彿させるようなもの、暴力的なものetc・・・・・・
あげたらキリがないですが、ようはクリーンな感じだったら大体いけます(雑)!
露出狂
こちらもまずNG画像を載せてみます。
キモインコというインコのスタンプです。
ご覧のとおり、気持ち悪さが際立ち可愛さが消えてしまったインコなのですが、これまた残念ながらリジェクトされてしまいました。
・リジェクト理由
ガイドライン3-3『肌の露出が多いもの』に該当の為。
・・・・・・肌の、露出。
うーん、まぁ、インコなんですっぽんぽんが当然なんすけどね!(本音)
人の体つきしてますので、そう言われても仕方ないと思います。
ちなみに他のインコはというと。
別に着衣してないのですがお咎めありませんでした。
”任せたぞ”のインコとか、この話し聞いた後だと挑発ポースにしか見えないです。
では修正しましょう。
この赤で囲んだ箇所がセクシーすぎたんだなと思い、
主線を消したり薄くしたりモフモフの部分を増やしたりして、セクシーパーツを緩和させてみました。
これで再申請したところ、ちゃんと承認をいただけましたー。
よかったよかった。
ちなみに下は2015年にリリースしたものなのですが
オシリ丸出し&大またおっぴろげですが、一発で通りました。
しかも暴力まで振るってますね、相当な悪インコです。
審査する人によって判断が多少揺らぐのは致し方ないことだと思いますし、
これは1年前のものなのでその間に基準が変わったのかもしれません。
いつかAIが審査をするようになったら、この子らも弾かれるようになるかも知れません(´-`)
■販売するからには、プロの心を。
さーて、今回は散った作品を暴露するという恥さらし回だったわけですが。
そう、リジェクトされるということはね、お客様が意図しない・不満足なものを作ってしまったということなんです!
がんばって作った作品が冷静なメールでこれは不合格ですって戻ってきた日にゃ
「なんでこれがリジェクトやねん!」
と思う人もいらっしゃるでしょうし、わたしも「なにこのくぁwせd・・・・・・」となることはたまにあります。
(中には本気でなんで?ってなるのもあります笑)
でもこれが実際のお仕事で、クライアントがガイドラインを提示しているにも関わらずそれを侵していたとしたら・・・・・・
もうお仕事もらえなくなっちゃうかもしれません。
なのに何回でも優しく審査してくれるLINEさん、どこまで慈愛の神なの!
そんな気持ちを持ちながらスタンプ作りをしたらね、きっと楽しく作れること間違いなしです(本当かよ)
ではまたお会いする日まで、ドロン。