2019/08/30
【防災・減災】いざという時のために!個人でできる会社での備え
防災・減災のニュースや情報があふれる近年、家での備えを始めたよー!という方も多いと思います。
一方で、会社での備えはどうでしょうか?
一日の中で長い時間を過ごす会社で被災する可能性が、決して低くないことは想像に難くありません。
そこで今回は、会社においてできる備えを、少し考えてみたいと思います。
「防災ねぇ、なんかニガテなんだよね。必要なんだろうけど。」
そんな気持ち、よく分かります。
なんとなく不安を感じていても、ヒマじゃないし、お金も余ってないし、ついつい後回しになりがちですよね。想像したって怖いだけだし。
最近、「減災」という言葉を耳にするようになっていませんか?災害を防ぐというより、できるだけ被害を減らすという取り組み方です。
一人一人の備えも「全部揃えなきゃ」と考えるとおっくうになってしまいますよね。自分が気になるところから、気軽にひとつ、始めてみましょう。
3日分の水と食料って?
ご存知の方も多いと思いますが、東京都の条例では3日分の水、食料、その他必要物資の備蓄が企業の努力義務とされています。
私たちのような小規模の会社が、スペースとお金を費やして継続していくのは、それだけでなかなかのことです。
それでも、いざ大きな災害が起これば、交通が麻痺し、帰宅困難者があふれ、会社での待機を判断することになるでしょうから、備蓄は避けて通れないようになってきています。
具体的にどんな物をどのように備蓄しているのかは、また別の機会にご紹介したいと思います。
会社側の備えで充分?
会社側でできる備えは、最低限で画一的なものです。
まずは自分の会社ではどんな備蓄をしているのかを知りましょう。その上で足りないもの、個人の事情やニーズに沿った備えは、自分でする必要があります。
具体的には、どんなことができそうでしょうか。
1. 会社に待機するとき
3日間、施設内待機する想定で考えましょう。
・ケータイ充電器、電池(電気が使えないことを想定して電池式やソーラーのもの)
・医薬品(待機に備えて常備薬を)
・衛生用品(歯ブラシ、マスク、ウエットティッシュ、生理用品)
・暑さ寒さ対策グッズ
・好みの食料(会社支給はアルファ化米や缶詰ばかりになる)
できるだけ日常生活に取り込むのがポイントです。たとえば好きな食べ物は少し多めに買う、冬ならひざ掛けやはおるものを置いておく、など。
2. 歩いて帰る想定も。
・歩きやすい靴
・自宅へのルート確認、地図
・折りたたみ傘
・ティッシュ、ウエットティッシュ
・携帯トイレ
携帯トイレについては、なかなか日常で備えるのは難しいですよね。当社では、会社備蓄に含めています。
まとめ
個人でできる会社での備え、いかがでしたでしょうか。
もちろん、全て用意しなければならないものではありません。自分の普段の行動と照らし合わせて、気になるものから用意すればよいと思います。
最近の風潮として、一昔前に主流だった「防災持ち出し袋」に備えを完結させるものから、暮らしの中での備えを重視するようになってきています。
会社でも同じです。会社がまとめてやってくれているはず、ではなく、状況を想像し、日常の延長にある備えをぜひ個人でも行なっていきましょう。