2021/06/23

LINE公式アカウントでできるセグメント配信の注意点、オススメのオーディエンスとは

 

こんにちは!アラカワです。

LINE公式アカウントから、メッセージ配信を行っているお店や企業のご担当者の皆さん、友だち全員に一斉配信していませんか?

もちろん悪いことではないのですが、一斉配信をするうえでの注意点を知っているか知らないかで、配信の仕方が大きく変わるんですよ。

では一斉配信を行う際の注意点とは何でしょう?

  • 友だちが、自分には関係ない情報を受信した際に、興味がないのでブロックをする可能性がある。
  • プラン内で配信できるメッセージ数の上限が決まっているため、通数を意識せずに送ると、追加料金がかかることがある。(フリープランの場合は、すぐに上限に達してしまい、送信できなくなる。)

と、こんなことが挙げられます。

せっかく友だちが増えてきたのに、ブロックされてしまっては増やした意味がありません。ユーザーは「自分に興味がある情報しかほしくない」というものです。できるだけその人に合った内容を配信したいですよね。

また、LINEはプランによって配信できるメッセージ数が決まっています。

フリープランだと1000通までになるため、友だちが500人を超えたら月に2回は送れなくなります。月に1度しかメッセージ配信できない、ということは月に1度しかお店や企業との接点を持つことができないことにもなり、機械損失にもなりかねません。そうなると、ライトプランへのアップグレードか配信方法を見直すタイミングとなります。

では、配信方法はどうしたら良いでしょうか?

 

「配信先を絞り込んで配信する」のがオススメ。

LINEのメッセージ配信で配信先を絞り込む方法ですが、大きく分けて2つあります。

  1. LINE公式アカウントの標準機能を利用する
  2. セグメント配信のツールを導入する

 

1、LINE公式アカウントの標準機能を利用する

LINEには、無料で使える機能としてメッセージ配信を行う際に、「絞り込み」配信ができます。

絞込配信にも複数やり方があるので、順に説明しましょう。

絞り込み配信

 

(1)オーディエンスを作成して配信する

オーディエンスとは、配信対象となる人のことです。

どんな人に配信したいか?を以下の中から選ぶことができます。

  • ユーザーIDアップロード
  • クリックリターゲティング
  • インプレッションリターゲティング
  • チャットタグオーディエンス
  • 友だち追加経路オーディエンス
  • ウェブトラフィックオーディエンス

 

たくさんあるので、どれが良いか分からない、という方にオススメのオーディエンスは、「クリックリターゲティング」「インプレッションリターゲティング」です。

クリックリターゲティングは、メッセージ内のリンクをクリックした人が対象になります。そのため、サイト誘導を行うメッセージを配信している人には有効なオーディエンスになりそうです。

インプレッションリターゲティングは、メッセージを開封した人が対象になります。そのため、少しでも興味を持ってメッセージを読んでくれているので、リマインドメッセージなどが有効でしょう。

応用編になりますが、「チャットタグオーディエンス」もオススメです。

チャットタグオーディエンスは、過去チャットで問い合わせをしてきた人や、何かしらトーク上でアクションを起こしている人に対して、「タグ付け」を行うことで、そのタグがついている人が対象になるというものです。

飲食店であれば、チャットからテイクアウト注文した人に「テイクアウト」というタグを付けることによって、「テイクアウトタグがついた人だけに、メッセージ配信」することが可能になります。

以前テイクアウトをしてくれた人だけのクーポンを配信することで、リピート注文のきっかけになるでしょう。

チャットタグ

 

 

(2)属性で絞り込む

属性は以下の中から選ぶことができます。

属性で絞り込み

  • 友だち期間
  • 性別
  • 年齢
  • OS
  • エリア

 

業種やキャンペーン、サービス内容によって、ターゲットとなる年齢や性別がある場合は、これらの属性を使って絞り込むことでメッセージ配信数を最適化できます。

エリアは、都道府県別までの選択となるので、狭い商圏でビジネスを行っている場合はエリア属性の設定は厳しいかもしれませんが、県外の方への配信をやめる、というようになかなか来店に結び付かない人への配信はやめて、通数に影響のないタイムラインでお知らせする、というような使い方もできそうです。

 

2、セグメント配信のツールを導入する

上記の無料機能では限界という場合は、外部ツールの導入がオススメです。

独自の条件抽出ができるものや、事前に抽出したデータを元に配信できるもの、友だちにアンケートを送りその結果を元にセグメント配信ができるものなど、様々あります。

受信する友だちの属性に合わせた内容のメッセージを配信することで、より自分事のように思い次の行動(オンラインでの購入、申込、お問い合わせ、来店)を起こしてくれる確率が高まります。もちろんブロックされる率も減るため、セグメントしてメッセージを送ることの重要性がうかがえますね。

 

フォーグローブでは、上記のようにメッセージをセグメントして配信したい、という企業様のご要望や、LINEミニアプリとの連動、またはオリジナルのLINEミニアプリの開発など、幅広いニーズにも対応しております。

LINEの友だちは増えたけれど、そこからうまく活用ができていない、情報発信の仕方で課題が多いなどございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ!

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ライター
フォーグローブ編集部

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