2020/01/10

V for vocabulary! これであなたも英語が怖くない(かもしれない)

HOW TO IMPROVE YOUR ENGLISH

 

こんにちは、ディレクターのゆきちです。

昨年の後半くらいから、どういうわけか業務で英語を使う機会が増えました。2年くらい前までお世話になっていた別会社では、海外支社とのやり取りを頻繁に行っていましたが(台湾にいきなり国際電話かけたこともあります!)、フォーグローブ的には珍しいことです。
主な業務内容というのは、海外のパートナー企業とメールや(極稀に)対面での打ち合わせです。開発メンバーや営業、クライアントからの質問を日本語で受けて、それを英語でパートナー企業の担当者に投げる、という感じの仕事をすることが多いです。

そんな私が日々業務に邁進(?)する中で、日本語と英語について思うことがあり、筆を執ることにしました。ちなみに、英語を勉強したい!英語ができるようになりたい!と思っている方のお役には全然立ちません。すみません。

1. 日→英と英→日、難しいのはどっち?

人によりけりとは思いますが、私に限って言うと、圧倒的に日→英の方が難しいです。特に、他人が書いた日本語を英語にするのはとても難しい。日本語の小説やエッセイを英訳した書籍を読むことがありますが、プロの翻訳家の方でさえ「相当苦労をされたんだなぁ…」と思う痕跡をちらほら見つけちゃうこともあります。例として、川端康成の有名な小説を、原文とエドワード・G・サイデンステッカー氏による翻訳とで見比べてみましょう。

JPN

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

ENG

The train came out of the long tunnel into the snow country.

湯沢の雪景色

うーーーーん。英語でも情景描写は合ってはいるんだけど、なんか視点が違うように感じませんか?英語の方は、まるで電車がトンネルを抜けて雪国へ向かうところをドローンかなんかで撮影しているみたい。日本語の方は、電車に乗っている「人々の目」を通して景色を描いているように読めます。

ですが、主語のない原文を翻訳するときに「電車」を主語に据えたサイデンステッカー氏のセンスと日本語の理解度の高さには「さすが!」としか言えません。into the snow country も美しい英語ですね。電車が雪国へ自然と入っていく情景が、簡潔に描写されています。映画「Into the Wild」 やミュージカル「Into the Woods」などに代表されますが、intoって言葉は、個人的に「旅情」や「未知の世界への旅立ち」のイメージを彷彿とさせます。たかが前置詞に何言ってんだ、って感じですけど(笑)。

2. 日→英はなんで難しい?

私の場合、以下が日英翻訳を難しく感じさせるポイントだと分析してます。皆さんにもあてはまることはないですか?

① 英語ネイティブの人に比べて、ボキャブラリーが圧倒的に足りない。
② 日本語ネイティブとしては、語彙力が(たぶん平均以上に)高い。


高度な日本語表現はできるけど高度な英語表現はできるレベルに無いため、ギャップが生じて難しく感じる。そして、このギャップが広ければ広いほど、難しくなる。

Mind the Gap

母国語の語彙力を後退させるのは困難なので、日英翻訳の技術を向上させるには、必然的に英語のボキャブラリーを増やす必要があります。
※ここでいうボキャブラリーとは、単純な英単語のみではなく、ビジネスや高等教育機関などで使われる、若干高度な言い回しやイディオム(熟語)などを含みます。
ここからが本題です。(前置きが長すぎ!)「ボキャブラリーを増やす」って、実際どうやればいいのでしょうか?

3. 読め、読め、さらに読め

↑この言葉は、はるか昔に錬金術で使われた呪文の一部を邦訳したものだそうです。(全文は『読め、読め、さらに読め、祈れ、働け、されば見出されん』っていうらしい)錬金術に興味はありませんが、この言葉は英語に限らず、外国語を習得するのにとても大事なことだと思っています。しかし、書いてある内容が分からないのに闇雲に洋書を読んだところで、待っているのは挫折だけです。大人なんですから、ズル効率化を考えましょう。

そこでおすすめ…というか、私が若かったときに実際試して効果があった(個人比)のは、英語の本と邦訳版を同時に読むか、先に邦訳版を読んで内容をざっくり頭に入れてから英語の本にチャレンジする方法です。
できれば外国の作家の本(原文が英語で書かれているもの)がおすすめです。そして、あまり古すぎない作品を選んだ方が良いと思います。シェイクスピアあたりまで時代を遡ると、文法とか単語が現代英語と違ってきてしまうので。日本語と同じです。今の時代、だれも「いとをかし」なんて言わないでしょ?
本のジャンルはぶっちゃけ何でもいいですが、技術書、ガチガチの教科書あたりは避けた方が良いかも。あまり長すぎない小説、エッセイあたりがスターターとしてちょうどいい感じです。

洋書

この方法のメリットは、日本語で内容を理解しているので英語の言い回しや会話の様子、情景描写などに集中できることです。その中で、あなただけの「気付き」を得られると思います。
そういったことのひとつひとつが積もり積もって、脳内にボキャブラリーの貯金ができていくイメージです。一冊読み終えたら、自信がつきます。自信がつけば、次へのモチベーションが生まれます。そうやって一段ずつレベルアップしていく楽しさは、外国語を習得する何よりの醍醐味だと思います。

ちなみにこの方法のデメリットは、本代が2倍かかることでしょうか(笑)。洋書、何気に高いしね。

貧乏

4. まとめと次回予告

今回は、大人が英語を習得するためにボキャブラリーを増やすこと=日本語の語彙力とのギャップを少しでも埋めることが大事であるという点についてお話させていただきました。長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
もし次回があれば(?)、私が日常業務で日英翻訳を頼まれてキレそうになるシチュエーションと「日本語の謎」について書きたいと思います。覚えてればね。

それでは皆様See you later, alligator!

 

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