2019/04/10

日本にストーンズ展がやってきた!It’s a gas, gas, gas!

 

フォーグローブのホンキー・トンク・ウーマンジャンピン・ジャック・フラッシュことゆきちです。こんにちは。(冗談です)
会社のブログを書くのは初めてなのでちょっと緊張しています。どんなノリで書いたらいいんですかね、こういうのって。

11月26日は何の日だ!?

突然ですが、11月26日は何の日か皆さんご存知でしたか?なんと、いいベロの日なんだそうです。
「いい=11」はまだ納得できますが、「26=ベロ」はちょっとキツんじゃないかと。特に「2」あたりが。
そんなモヤモヤが半分残ったような残らないような(?)2018年11月26日、平成最後の「いいベロの日」に発表されたのが

Rolling Stones Exhibitionism 日本で開催決定!!!!

というニュースでした。そりゃまあね、ベロといったら日本国内ではどうだか知りませんがローリング・ストーンズで決まりでしょ!
ニュースが発表されて以来、ずっと楽しみにしてたんです。なぜなら、3年前にロンドンで一足先に「体験」したとき、とても楽しかったから。
下の写真は、ロンドンの会場(筆者撮影/2016年5月)。裏口付近だったかな。ちょっと寂しい写真ですね…。

Exhibitionism at London

そう、これはあくまでも「展示会」ですが、私はあえて数行前で「体験」と言いました。だって、この展示会は見るだけじゃなくて、ローリング・ストーンズの世界をまるごと「体験」できちゃうからなんです!
大英帝国から「日本よ、これがUXだ」って超上から目線で言われてる感じ、たまりません。ローリング・ストーンズっていうデカいコンテンツを持ってるってだけで、イギリスはずるいよねぇ。

チケットを握りしめ、向かった先には…

そんなこんなで桜も満開を過ぎかけた4月某日、会社の最寄り駅(目黒)を通り過ぎて降り立ったのは五反田。そこから会場まで排気ガスを浴びながら歩いていくと…ありました!

会場

“Is this really Gotanda? Looks like Sloane Square!” ここは五反田だったはずなのに、まるでスローン・スクエアに瞬間移動したみたい!(スローン・スクエアはロンドンの高級ショッピング街。東京で言うところの表参道/青山あたりっぽい雰囲気。ローリング・ストーンズの展示会@ロンドンは、ここのギャラリーで開催されていました。)

会場入り口

早速中に入ってみましょう。入り口にはこんなサイン。「写真撮影はご自由に。」とのこと。太っ腹だ。

入り口のサイン

ストーンズのすべてがここにある!

ローリング・ストーンズが結成されたのは1962年4月。(余談ですが、007シリーズの第一作目が制作されたのも1962年なんだそうです)戦後の貧しい時期を乗り越え、「スウィンギング・ロンドン」という言葉に代表されるように、イギリス、とりわけロンドンのストリートカルチャーが花開いた60年代の初期に、当時20歳前後だった若者が集まってできたグループでした。この写真は、当時の彼らがつるんでいたアパートを再現した展示。汚ねぇ。

ベッドルーム再現展示

ここからはネタバレを避けたいので超駆け足になりますが、とりあえずこれ見てください!ローリング・ストーンズと一緒にラインナップされてるメンバーが豪華すぎてクラクラします。

豪華メンバー!

この辺は…オールディーズが好きな人じゃないと「なんのこっちゃ」ですよね。まぁ、わかる人だけわかってくれたらいいや。ダイアナ・ロスが在籍していたスプリームス、ビーチ・ボーイズ、チャック・ベリー、レスリー・ゴア(『涙のバースディ・パーティ』は60’s音楽を語るとき決して外せない名曲だと思う)、その他諸々。”IN ONE GREAT FILM” って書いてあるから、たぶん今風に言うとライブ・ビューイング的な何かのポスターだと思うのですが、数ある中から1枚ピックアップしただけでも当時の空気を感じるおしゃれなデザインと豪華な出演陣。分かる人にはわかる、50年前だからこそできたこの貴重なラインナップ。(残念なことに、ここに載っている方々の中にはもうこの世にいない人もいたりします…。)

あともう一つ、絶対紹介したかったのがUXの極み!サウンドミキシング体験!のコーナーです。ロンドンの展示会に行ったときは遊び足りなかったので、日本でもやってみたかったのです。ここでは、ローリング・ストーンズの代表曲を自由にリミックスできちゃうんです。好きな人は1日中遊べます。(ギターの展示を見ながら気長に順番を待ちましょう。マナーは守ってくださいね)

ミキシングマシーン

私もやってみました。好きな曲ということで「Start Me Up」を選んで、バックコーラスやギター、ベースなどの音源のボリュームを大きくしてみたり、小さくしてみたり、完全に消してみたり。
私はドラマーのチャーリー・ワッツを世界で2番目くらいに尊敬しているので、ミックとチャーリー以外のパートを全部ミュートしてみる、なんてパターンも試してみました。

ミキシングマシーン

その他にも、バンドに関する様々な展示や再現部屋、映像などで楽しませてくれます。これはデビュー間もないころの写真。みんな若い!なんか、ちょっと柄の入ったビートルズっぽい?ミックの「お坊ちゃま」感が可愛いですね。

写真

ロニーが書いた、とあるコンサートのリハーサルセットリスト。彼的には後世に残しとこうなんてハナから考えてなかったと思いますが、この完成度といったら!額に入れて飾ってあっても驚かないくらい(?)、アーティスティックで美しい「作品」になっていると思いませんか?

リハーサルのセットリスト

以上、ネタバレしないように少々駆け足気味(の割には言いたいことありすぎてモリモリになってしまった感がありますが)でお届けしたローリング・ストーンズ展示会レポート、お楽しみいただけましたでしょうか。ディープなファンじゃないと楽しめないんじゃないの?と思われたかもしれませんが、私もそこまで大・大・大ファンというわけではなくて、一度だけラッキーなことに来日公演に行ったことがあるくらいで、そんな私でも十分楽しめました。
とにかく世界最先端のキュレーション、インスタレーション、クリエイティブ、UXがここにあることは間違いないです。すべてのクリエイターに超おすすめなこの展示会、日本での開催が終わる前にぜひ足を運んでみてください!

▼開催概要・チケットはこちらから(2019年5月6日まで)
EXHIBITIONISM-ザ・ローリング・ストーンズ展

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ライター
フォーグローブ編集部

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