2019/05/10

万引体験はアメリカで。

 

突然ですが、私、高津、人生ではじめての万引をしました。

店員さんがいないことをいいことに・・・

でね、少しだけ罪悪感にかられていたのですが、よくよく万引の意味を調べると、

「買い物をするふりをして、店頭の商品をかすめとること」だそう。

買い物するふりはしてないし、僕がやってしまったのは「万引」じゃなくて「ただの買い物」だったようです。

ふー。

ということで、世界で唯一、万引気分を味わえるのお店「Amazon Go」へ行ってきました。

 「Amazon Go」とは

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Amazon.comが運営する食料品店で、店内にはレジがなく、商品を選び持ち出すだけで決済されるのが特徴。

Wikipediaには「コンセプトはコンピュータビジョンや、ディープラーニングアルゴリズム、センサーフュージョンなどの技術を駆使し、レジに並ばずに自動で支払いが完了する」とある通り・・・いや、よくわからないですね。

噛み砕いて言うと「天井にたくさん設置されたカメラやセンサーで、利用者の行動と商品の動きを追跡。誰が何をいくつ店の外に持ち出したかをAIが判断して、事前に登録したアプリで自動決済する」感じ。だから商品にタグすら付いていなくて、本当に万引き気分が味わえます。

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▲天井に巡らされた黒いボックスがセンサーやカメラ

最近話題のコンビニの労働環境に関する課題など、この技術が確立すれば解決する社会課題も多く、日本の人手不足解消のヒントになりそうな予感です。

1.どこにあるの?

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2019年5月現在、シカゴに4店舗、サンフランシスコに3店舗、シアトルに4店舗あります。

今回訪れたのはサンフランシスコの「California & Battery」と「575 Market」の2店舗 。

街を歩けばダウンタウンのいたるところに広告があり、期待が膨らみます。

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2.どうやって入るの?

店先には「アプリをゲットして入って」と。言われるがままアプリをダウンロード。

カードを設定すれば観光客でも利用が可能です。

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店内に入ると、電車の改札機のようなゲートがあり、そこで事前にダウンロードしておいたアプリのコードをかざすことで入店可能。

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▲アプリをかざすとゲートに「Go」の文字が。

4.何を売っているの?

店内は日本のコンビニと同じように、お惣菜から日用品まで販売されています。

世界中から見学者も訪れるようで、オリジナルのお土産品なんかも置いていました。

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5.どうやって買うの?

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欲しいものを選んだら、後は自分のカバンか、店内で販売されている紙袋にいれるだけ。

(紙袋に関しては手入力)

あとは、そのままゲートを通れば、後から「購入ありがとう!決済したよ!」とメッセージが届きます。

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4.メリットは?

レジに並ぶことはもちろん財布を出したりする手間すらもなく、ストレスフリーなシステムは、ダウンタウンの忙しいビジネスマンには好評だとか。また、単にレジをなくしているだけではなく、このシステムでは消費者の行動を完全に把握することができ、例えば「この商品を最初に手に取ったけど、後で別の商品と出会うことで、比較して棚に戻した」なんて消費者分析が可能になり、消費者の行動を最適化した店舗運営が可能になるそうです。

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まだまだ実験段階ではあるものの、日本に来る日もそう遠くないのでは?

ということで、今回買ったチョコレートは、大阪のスタッフで美味しくいただきました。

さすが10連休。お土産の山がすごい。

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ライター
たかつゆうぢ
アートディレクター

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