2022/12/16

フォーグローブの愉快な仲間たち～産業医ってどんな存在？産業医佐藤元己先生インタビュー

フォーグローブに今年から産業医の佐藤元己先生が就任しました。そこで、そもそも産業医とはどんな存在で社員にとってどんなメリットがあるのか、先生に直撃インタビューしてきました。個性あふれる佐藤先生の魅力と共に産業医についてご紹介します。

社員が安心して快適に働ける職場環境が整っているか指導・助言を行う

――お忙しい中、本日はありがとうございます。まず産業医とはどんな存在なのか教えてください。

佐藤先生：産業医とは、労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるように専門的な立場から指導や助言を行う医師のことを指します。定期的に企業の衛生安全委員会と打ち合わせをして社員の皆さんの健康状態や社内環境のチェックなどを行い、医学的な観点から助言します。肉体的な健康はもちろん心身の健康もです。産業医は資格を持った医師しかなることはできません。また産業医は通常の臨床医とは違い診断や処方を行うことは基本的にはありません。

――直接、社員と関わることはないのでしょうか？

佐藤先生：そうですね。社内環境を点検する時に、お会いする程度で衛生安全委員会の皆さん以外の方と直接お話しする機会はなかなかないと思います。でも社内にいる時には気軽に声をかけていただきたいですね(笑)

――なぜ産業医になろうと思われたのでしょうか？

佐藤先生：資格自体は尊敬する医者の先輩から「とっといた方がいいよ」と言われたので取得しました。実際に産業医として仕事をしたいと思ったのは社会の第一線で活躍している皆さんのお役に立ちたいという思いがあったからです。産業医として活動し始めて3年目になりますが、様々な業種の皆さんとお話することができるのがとても楽しいです。実はAIの勉強をするために今年の春まで大学院に通っていたんです。そこで社会人の方たちとお話をする中で、プログラマーの方たちはとても大変な環境で仕事をしているんだなということをリアルに感じプログラマーの方たちが働く会社の産業医になりたいと思い、御社に応募して選んでいただきました。あたたかく仲間として迎え入れてくださりとても嬉しいです。

これからの時代を見据えてAIの勉強をするため大学院へ

――なぜAIの勉強をしようと思われたのですか？

佐藤先生：これも産業医の資格をすすめてくれた先輩に「これからの時代は医者もAIの知識を持っていた方がいい」と助言されました。たしかに地方の医師不足解消のための遠隔治療や医療アプリなど、すでに様々な場所で医療とAIの融合が起こっています。勉強することで新たな扉が開くかもしれないと考えました。2年間学んで自分一人でコードを書くこととはできるけれど、人と一緒にプログラミングすることの難しさ大変さを痛感しました。プログラマーの皆さんは本当にすごいです。

――お医者さんがプログラミングまでできる方がすごいと思います(笑)産業医としてどんな時に喜びを感じますか？

佐藤先生：衛生安全委員会で社員の皆さんに大きな問題がないという報告を受けた時ですね。あとは健康診断の結果、問題のある社員の方たちに健康指導をして改善された時です。健康でいれば元気に長く働くことができて、会社や社会に貢献することができます。そのお手伝いができていると感じられることがとても嬉しいです。

皆様の満足にコミット！健康に長く働くお手伝いをさせてください

――最後にフォーグローブの社員へ向けてメッセージをお願いします。

佐藤先生：AIの大学院を卒業しましたのでpythonを使用し、簡単な深層学習なら自力でできるくらいの能力は身につけました。エンジニアの皆様にはもちろん勝てませんが皆さまの大変さやご苦労などを少しは理解できるのではないかと思っています。産業医をやるのであればただ機械的に仕事をするのではなく、可能な限り皆様の満足にコミットしていきたいと思っています。まだまだコロナ禍で、なかなか難しいところではありますが参加可能な親睦会などがあればぜひお声がけいただけたら嬉しいです。これからどうぞよろしくお願いいたします。