2019/03/28
非システムの人間がシステムチームをまとめていく為の心得とは?
こんにちは、かときちです。
文系出の非システムエンジニアでありマーケッター出身でありながら、システム開発のプロジェクトに携わっています。
主な仕事は複数のプロジェクトが走っている中で、全体を眺めて、
調整、予算管理、全体管理(リード段階では営業交渉やプレゼンも)をすることなど・・・今回は、非システム系の人たちがシステムの人たちとのコミュニケーションするにあたり、お役に立てそうな内容をまとめてみました。
目次
1)PL(プロジェクトリーダー)とPM(プロジェクトマネージャー)
2)なぜシステムの人たちと話がかみ合わないのか
3)非システムのPMあるいはPLに最低限必要な心構え
1)PL(プロジェクトリーダー)とPM(プロジェクトマネージャー)
システム開発案件においては、PL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネージャー)という役割があるんですが、
その役割は会社によってまちまち。ちなみに私は、下記の認識でPLとPMを区別しています。
- プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトを管理する人のこと。
- プロジェクトリーダーとは、プロジェクトを導く人のこと。
(参考:http://blogs.itmedia.co.jp/magic/2017/06/post_38.html)
私自身、肩書きとしては対外的にPMと名乗らなければならないことがあるので、
時々PMとなりつつも、プロジェクトの管理もしています。
でも、本旨はプロジェクトリーダーなのだろうなと、思っていますが。
私の職務はこんな感じです。
- プロジェクトの旗振り役(目標確認役)
- プロセスを重視
- 場の設定
- 予算交渉と管理、拠出の最終決定
- 現場からの声を聞く(が、すべてを聞き入れるわけではなく、ジャッジし、交渉なり対案を求めて戻したりする)
・・・。
『おまえのやってることはPMでもPLでもねえーーー!!!』っと思われる人もいるでしょうが、
肩書なんてお飾り。要は、必要なことを、それに該当するポジションでやるだけなのです。
2)なぜシステムの人たちと話がかみ合わないのか
話している言語が違う
非エンジニアの人が言うところの「専門用語」が多すぎて、話している内容がそもそも理解できない。
これは私もすごく苦労しました。理解できないんだもの。なので、概念を理解できる程度に勉強しました。
でも、最も大事なことは、「分かったふりをせずに、分からないところは分かるように説明してもらう」ということかと思います。
話している世界観が違う
例えば、開発チームやPMは現場を守りたい気持ちが強いあまりに、無理とかできないとかを前提に話を始めるケースがあります。
でも、クライアント側の要望もとても大事で
無茶ぶりはもちろんあるので、それを簡単に引き受けず、粘り粘って期間の猶予なり予算増加に持っていければ上等。
開発プロジェクトにおいて「何が課題で」「それはどのようにしたら解決するのか=対案」を導きだせるように、話をすることが大事かと。
そもそもコミュニケーションの方法が違う(汗)
これについて誤解を恐れずにいうと男女差もあるし個人差もあります。
「クリティカルに話す(本質を突いて話す)」ということはとても難しくて、私は今でも苦労しています。
逆にクリティカルに話している体で、非合理的な話をしてくる人もいて、悩まされます。
このケースの場合、相手の言っていることの内容の理解ではなく、本質を見抜くことが大事なんですよねぇ。
なので、この人はこう言ってるけど、本当に言いたいことや、やりたいことはなんだろう、と考えながら
「こういう認識で合っていますか?」と議論を積み上げていくしかない、と思います。
簡単にはできないですが、何度もぶちあたる壁です。世の中、話の通じる人ばかりなら争いはおきませんて。
3)非システムのPMあるいはPLに最低限必要なこと
基本的にシステム開発の人たちは、そうはいっても自分ができることを最大限やり、問題を解決することが好きな人たちだと思っています。
ただ、彼らはゼロイチの世界で動くものを作り上げていくので、曖昧さやふんわりしたことは置いてはおけないのだとも思います。
システム知見やプログラム経験があれば越したことはありません。もちろん、前述の2)で書いたような方法論も最低限あったほうがいい。
だけど、本当に必要なことは、時には衝突を恐れない、率直なコミュニケーションではないかなと思います。
私たちは敵対する関係ではなく、共に同じゴールを目指す仲間なんですから。