2017/02/10
ブログの権利関係について、どのくらいご存じですか?

みなさま、こんにちは。
やっかいです。
みなさまは「ブログ」に関してどの程度の見識をお持ちでしょうか。
正直、私もそれほど詳しくはないのですが、以前ブログを運営する「中の人」であった経験もあるので内外のことに関して少しは詳しいと思っています。
そこで、今回はみなさまがこれから記事を書くであろうと想定して、注意した方が良い点などを簡単に書いていこうかと思っています。ご参考にしてもらえるとうれしいです。
そもそもブログは「個人利用」なのか、「商用」なのか
ブログが「個人利用」なのか「商用」なのかの解釈ははっきりとは決まっていないそうです。
ですが「それを提供している方の裁量」で決まることが多いようです。
このブログに関してだけを言えばアカウント、サーバーなどを用意しているのは「会社」であり、
このブログを通しての「集客」も目的としているようなので「商用」と考える方が適切だと思います。
「個人利用」と「商用」で何が違うのか
例えば著作権フリーの挿絵をWebからダウンロードして入れようと思った場合、「商用」では制限がかかる場合があります。
もしフリーの画像や挿絵をお探しの際は「商用利用可」となっているものを選んでください。
自分が撮った写真は自分自身に著作権があるのか
自分が撮った写真はもちろん自分に著作権がありますが、それをブログに利用しようと思った場合、今度はそこに映っている人物それぞれの「肖像権」が問題になります。また、「もの」に関してもいくつか注意点があります。
【「人物」の場合】
<肖像権>
許可を得て掲載するのであれば問題無い(その場合は一筆頂く程度の慎重さで対応して欲しいです)ですが、連絡できない(赤の他人が写りこんでいるなど)などの問題がある場合は掲載を控えるか加工してぼかすなどの配慮が必要です。
【「もの」の場合】
<著作権>
基本的に「建築物」などは写真では本質を保持できないので「複製」しない限りは問題無いそうです。ただ、「絵画」や「写真」は「複製」とみなされることもあるとのことで注意が必要です。
<意匠権>
特許庁への出願と審査を経て意匠登録がされ意匠権が成立します。新しさ(新規性)や容易に創作できないこと(創作非容易性)などの要件があるそうなので、デザインが独創的で真似できないような建物やデザインは意匠権を取得しているかもしれないので注意です。
<営業妨害>
営業活動を行っている者のその活動等の妨げになる行為です。法的な概念ではないため、確たる定義は存在しないそうです。
たとえば流行っているお店の行列を写真でとった場合、それを見た方が「並んでいるから行くのよそう」と思わせる写真であったり、出てくる料理がおいしそうに見えない写真などは営業妨害にあたる可能性もあります。
その他、法律やルールは時期や年代により移り変わります。以前まではOKな内容でも現在はNGとなる、またはその逆のパターンもあるかもしれません。
「確認がとれないものは使わない」ぐらいの気持ちで対応することをお勧めします。